ここに現れましたる「いのし詩」は神石高原に住まい致す粋獣にて候。
川柳・狂歌・風刺詩など巧みに操り、この世界にではちいたぁ名の知れたオモロイ奴にてござ候。

 この度、我等仲間にて「歌くらべ」を試みるゆえ自信と度胸のある方々、お出合いそうらへ。
第一回は”仙養狐”の親分さまがお作りなされた「七十の坂」にてこけら落しと参りやしょう。 
ここはお国を何百里
離れて遠き 満州の
軍歌を知るは はや僅か
せめてこの歌 腹いせに
            
(1)  七十坂を越えたれば
 歯と目と元気 如何にせん
 なにが何して なんとやら
 遠い昔を想うかな
(2)  昔 のどかさ なつかしや
 いま 毎日が仕事だけ
 人生 何が 目的か
 子供つくらぬ 若夫婦
(3)  子供まで持つ ケイタイに
 パソコン クルマ 常備品
 目まぐるしきは 世の移り
 何をか言わん 乗り遅れ
(4)  乗り遅れれば それまでじゃ
 ついては行けぬIT化
 もちっと そろそろやってくれ
 農村守るは高齢者
(5)  農村捨てて サラリーマン
 仕方ないとは 言うけれど
 年寄りだけが 残されりゃ
 やがては消える ふるさとよ
(6)  やがては消える ものなれば
 せめて晩節 飾りたい
 行く手にらめば 目がかすむ
 あわれ秋風 吹き行けり
(7)  松風さわぐ 丘の上
 老人収容 施設あり
 わしは自宅で死にたいと
 そんなわがまま 許されぬ
(8)  許されぬもの 多すぎる
 あんた 糖尿予備軍じゃ
 たばこを吸うな 酒飲むな
 塩分控えて 歩きなさい
(9)  昔歩きし ネオン街
 不景気風が 吹きさらし
 なじみの店の 灯は消えて
 浦島太郎を 思うかな
(10)  思えば 戦争 貧乏と
 よくぞ越えきし 五尺の身
 つい この前のことなるに
 何ぞ 忘れて居りゃせんか
(11)  忘れることは 幸せと
 どこかで聞いた 名文句
 アルツハイマー忍び寄る
 人生最後の 泣き所
(12)  人生わずか五十年
 とは言いながら九十年
 七十 八十 まだ若い
 天命いかに 示さなん
(13)  いかに経済 優先と
 時代変われど いつのまに
 辛抱 努力を 愚かさに
 変える世の中 おぞましや
(14)  変わる価値観 バブルから
 思いもかけぬ 様変わり
 あの時 英雄 いまサギ師
 どの面下げて 父祖に会う
(15)  父祖の築いた 血と汗の
 ほったらかしの 田や畑
 雑草雑木 生い茂り
 四千年が 無駄となる
(16)  無駄な抵抗 止めなさい
 勤労意欲 あるのかね
 茶髪を見ても 偲ぶのは
 徴兵制度の その昔
(17)  昔の父は 恐かった
 いまの父さん ペットなみ
 恐いもの居ない 家族では
 みんなバラバラ 自分だけ
(18)  自分だけではありません
 親兄弟も その親も
 みんなお前が 心配で
 話したいのがわからんか
(19)  話がなくて テレビだけ
 バカな顔して 飯を食う
 バカ番組を よくやるよ
 一億総バカ 総崩れ
(20)  崩れしままの 石垣や
 ふるさと荒れるはよしとして
 親孝行は 浪花節
 日本 日の丸 何処へ行く
(21)  日本が腐る 目の前で
 ジェンダーフリーを言う女子
 マスコミさえも恥知らず
 誰かリールを 知らないか
     
(22)  リール知らぬが 理屈なら
 男女共同参画の
 人権 差別の物語
 言い出したらば とめどなし
(23)  とめどないのは カタカナ語
 そのデリケートなニュアンスで
 知ったかぶりの とんちんかん
 やがては国を 滅ぼさん
(24)  国は破れて 山河あり
 財産 家督 粗大ゴミ
 後継者など 居なくとも
 冬の次には春がくる
(25)  春高楼の 花の宴
 日本を知らぬ 子供たち
 秋陣営の 霜の色
 まず日本語を取り戻せ  
(26)  日本の国史 日本語は
 幼き日々に 伝うべし
 自己の誇りの 元ならん
 ゆとりなどとは 情けなや
(27)  ゆとり学校に 目をやれば
 個性の尊重 ちやほやと
 先生 子供に おもねって
 結局ふやす不登校
     
(28)  学校行かぬ子 絶対に
 叱っちゃならぬと 専門家
 その先生の やり方の
 正しいしつけ 見せてくれ
(29)  家庭のしつけ むつかしや
 いまは昔と違うんじゃ
 自由人権 ここまでも
 黙っとりんさい くそ爺
(30)  黙っとれんそ このままじゃ
 親 辛抱 子楽 孫べえとう
 誰がいったい悪いやら
 行く末思えば 死なれない
(31)  行く末思う 心には
 DNAの悪い点
 情に もろいが仇となり
 代々 失敗かさねしぞ
(32)  失敗するな 外務省
 相手ははなから なめている
 何も出来ぬと 思うから
 せせら笑いの 傲慢さ
(33)  少し傲慢 拉致家族
 テレビ新聞 騒ぎすぎ
 誰がやったか 原因か
 それを忘れた 日本国
(34)  国を挙げての かばい立て
 脱走兵はジェンキンス(電気椅子)
 こんどは世界になめられる
 おもねるばかりが 能じゃない
(35)  おもねるばかりで 怒れない
 日本のふしぎ 笑うよに
 万景峰のドラの音が
 諸行無常と鳴り渡る
(36)  諸行無常と言うけれど
 昔 日本は強かった
 相すまぬとは 思わんか
 靖国神社の英霊に
(37)  靖国参拝 反対と
 言うヤツも居て もどかしい
 ここは 毅然としなされや
 ああ 母が泣く 九段坂
(38)  老人施設に おのが母
 預けておいて 二年間
 面会にも来ぬ 不幸者
 今日もパチンコ 忙しい
(39)  ただ忙しく 一生を
 過ごして 後を振り返る
 悔いはしないと 言うけれど
 孝行したくも 親はなし
(40)  親孝行も 愛国も
 教えなければ 出来もせぬ
 どこらで こうも間違えた
 いずこへ行くか 日本人
(41)  日本人は 勤勉で
 頭がよくて 勇敢で
 礼儀正しくて 親孝行
 気はやさしくて 力持ち
(42)  やさしき本性 持ちながら
 やはり 自分のことばかり
 デモクラシーが狂わせた
 いつかは 思い出すだろか

 いつかは 思い出すだろか
 
平成十六年 夏
update 2005・02・01
(43) 思い出 いっぱい 青春の
太陽浴びて 汗流す
夢を見るだけ テレビだけ
今日も二階に ひきこもり
(44) 二階に居れば 青瓢箪
貧乏神も かくあらん
やがては 家内暴力と
親の苦労が わからない
(45) 苦労のすえに幸せは
あるはずのもの 近頃は
幸せあって当たり前
不平不満の いがみ声
(46) 不平不満を言うヤツは
新潟中越 行って見ろ
家族亡くして 家つぶれ
じっと我慢の 仮住まい
(47) 我慢ならぬは 北朝鮮
嘘八百を ぬけぬけと
猛々しいとは うぬがこと
国家自体が 強盗団
(48) オレオレ詐欺と強盗と
不当請求 ひったくり
台風大雨 大地震
世の中 わるいことばかり
(49) こんな世の中 過去にない
小泉さんよ 役人よ
構造改革も よいけれど
いったいどうしてくれるんじゃ
(50) どうしてくれる 大地の子
まだ養父母が 生きている
イラクへなんぞ 行くのなら
日本のけじめ つけて行け
(51) 日本平和で 増えるバカ
福祉社会の甘ったれ
お前ニートで フリーター
仕事嫌いで 何が好き?
(52) 何が好きかと 聞いたれば
ソナタのアナタ ヨン様よ
さかりのついた オバチャンが
ホテルへ押しかけ 怪我をする
(53) 怪我で済まぬが 多すぎる
女児の 誘拐殺人や
精神おかしい バカタレが
異常発生 うようよと
(54) 異常発生 台風も
日本縦断 大暴れ
月の輪熊も いのししも
年寄りバカにしくさって
(55) バカにするのは 中国よ
何を うろうろ調査船
潜水艦も 許せない
靖国のこと 口出すな
(56) 靖国神社で 思い出せ
十二月八日 真珠湾
堪忍袋の 緒が切れた
一億一心 火の玉を
(57) 火の玉飛んで 土星まで
無人探査機 ホイヘンス
えらいこっちゃでタイタンに
着陸するとは 大胆な
(58) 着陸できず 引き返す
地震 津波の 滑走路
プーケットやらバンダアチェ
スマトラ沖の 大なまず
(59) なまずが居るとは知らなんだ
ベンガル越えてスリランカ
モルジブなんかも大変で
びっくり仰天打つ手なし
(60) 最初二千でびっくりし
その後にだんだん増えてくる
平和の島に なんと言う
二十一万? まだ増える?
(61) 二十一世紀 初頭から
ひどい災害 多すぎる
なんのかんのと言いながら
人間 結局無力なり
(62) はかなきものよ 人間よ
あっという間の 出来事に
昨日の今日は 消えうせて
今日も暮れるか インド洋
(63) 遠いはるかな インド洋
黄色くなった 青バナナ
遺体確認 辛かろう
気の毒千万 瓦礫浜
(64) そりゃあこの度は気の毒じゃ
仕方ないとは思うけど
またゼニを出す 日本国
何や知らんが すっきりせん
(65) ゼニは たしかに要るけれど
あまり安易に 出し過ぎな
ほんにちいとじゃあるけれど
わしの税金も入っとる
(66) ところでわしのは大丈夫か
万円札には注意せよ
カード偽造に 偽札に
油断も隙も ありゃしない
(67) ありゃしないと 思っても
まさかまさかがおきるんじゃ
二億円をも 盗られては
振り込めサギより まだ酷い
(68) 振り込めサギは 知能犯
とうとうだます 演技力
善男善女 してやられ
人間不信を また増やす
(69) 人間不信は 病院も
対症薬を 次々と
朝昼晩と 十数種
こんなに飲んでいいのかな
(70) 飲まなきゃ死ぬる 薬でも
十数種とは 薬漬け
食欲ないのは当たり前
じゃ胃薬を また追加
update 2005・02・16
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