フルーツ王国 アラカルト
りんご
りんご
もも
もも
ぶどう
ぶどう
なし
なし
さくらんぼ
さくらんぼ
はと麦
はと麦
くり
くり
メロン
メロン
いちご
いちご
くり chestnut
効用
 ブナ科の落葉樹クリの実で、縄文遺跡からの出土し、非常に古くから食用にされた日本固有の果実です。 昔から縁起の良い食物とされ、武将は出陣のとき「勝栗」を食べて武運を祈り、 江戸時代の庶民は旧暦の9月9日の菊の節句には必ず、「栗御飯」を食べ「菊酒」を飲んで長寿を祈ったものです。
 中国では虚弱体質を改善し、足腰のだるさをとる滋養強壮剤として利用します。 また栗を砂糖で煮たものや、栗と豚肉との炊き合わせスープは、下痢気味の軟便を正常化する薬膳としても用います。 葉も煎じて煎じ汁を風呂に入れると、皮膚病の治療に効果があります。

【効用・効果】
筋骨の傷み
腰脚の不随
精力をつける
便通を良くする
生葉の煎汁を用いる
漆のかぶれに洗浄液として

●栄養・効用
 主成分は糖質で、しょ糖が多いので強い甘味があります。 脂質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、滋養食品として病後の人や幼児にぴったりです。 なかでもビタミンCはグレープフルーツに匹敵するほどで、 皮が厚いので、実を焼いてもビタミンCは損なわれません。 生栗には、筋力を強化する作用があります。 お年寄りで腰が弱っている人、足腰の弱い幼児などは、細かく砕いたり、 すりおろして常食すると良いようです。 生では消化が良くないので、胃が弱い人はゆっくりよくかみ、唾液といっしょに飲み込むこと。 1回量は多すぎないようにしましょう。
 葉の煎り汁は、うるしや毛虫のかぶれに有効で、入浴剤としても利用できます。
食べごろ
料理
●調理法・保存
 渋皮を取るには、皮をむいてから水といっしょにすり鉢に入れ、こすりながら洗うときれいにむけます。
 湿り気のあるおがくずに入れ、涼しい場所に置けば2〜3ヶ月はもちます。
栄養
 山野に自生または栽培されるブナ科の落葉樹、シナグリまたは栗の果実です。 木の実にしては、脂肪0.3%、炭水化物25%、と多く含んでいます。 また、ミネラル、ビタミン類を豊富に含み、 特にビタミンCの含有量は22%と木の実の中ではトップクラスです。 果実の葡萄やりんごが3〜4%ですから、注目すべき量でしょう。 筋骨の傷(いた)み、腰脚の不随に効き、精力をつけると言われています。

その他
●ONE POINT  大きすぎるものより、中くらいで厚みのあるものが美味しいです。   栗はつやがあり、重く、丸みを帯びているものが良品です。生のまま保存するには、水分を含ませたオガクズに埋め込む、または湿らせた新聞紙で包み、冷蔵庫などの涼しい場所に置くと、翌年の一月くらいまで貯蔵できます。皮を剥いて、茹で、冷凍保存する方法もあり、長期 に保存できます。 ☆皮の剥き方☆   栗を半日くらい水につけておくと、剥きやすくなります。  栗と私たちの歴史は古く、縄文時代の遺跡から栗が出土している。 狩猟が中心であったと考えられていた縄文時代から長期保存ができる栗は、 重要な食料だったようだ。全国的にその名を知られるようになったのは江戸時代である。 当時、丹波地方で魚の行商をしていた尼崎の商人が、帰路は丹波の栗を仕入れて持ち帰り、 丹波栗の名で売り歩いていた。参勤交代などで尼崎を通過する西国の武士たちは、 これを買って江戸や郷里に持ち帰ったため広まったものといわれている。